結婚指輪選びでは、デザインや価格に目が行きがちですが指輪のつくり方についても考えてみましょう。
指輪のつくり方を知ることで、おふたりにとって素敵な結婚指輪に出会えるはず。
指輪のつくり方は主に、「鋳造（ちゅうぞう）」と「鍛造（たんぞう）」の2種類があり、ファッションジュエリーや多くの結婚指輪は、「鋳造」で作られています。
鋳造（ちゅうぞう）リング
- 繊細で豊かなデザインのリングが出来る。
鍛造（たんぞう）リング
- 強度抜群でシンプルなリングが出来る。
鋳造作りについて
鋳造リングは溶かした金属を型に流して固めて作る製法（溶かしたチョコレートを流して固めるような感じです）。
型を用意して作るので、繊細なカタチのリングも作ることができます。
鋳造の長所
- 硬い金属を直に加工する必要がないため、繊細なデザインが可能。
- デザインの自由度が高い。
- 型を作れば同じものを幾つでも製作できる。
鋳造の短所
- 金属を流し込んでそのまま固めているために、鍛造より柔らかく、キズが入りやすかったり、あまり細いと変形の恐れもある。
鍛造作りについて
鍛造はその名の通り金属を鍛えて作ります。
金属を直に叩いたり、圧縮したりして何度も圧力をかけながら作るので金属を硬く安定させることができます。金属が締まるのでつけ心地も良くなります。この作り方は刀づくりなどにも用いられる方法です。
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鍛造の長所
- 鍛造することで密度が高くて強い指輪になる。
- 鋳造製法に比べて変形にも強く、金属表面の硬度も高い。
- 鍛造製法の方が手にしたときの質感が良い。
- 金属の密度が高いため、強度があり金属の表面が滑らかになるので着け心地も良い。
- 鋳造の指輪と比べると約２～3倍の強度があるといわれています。
鍛造の短所
- 曲線や複雑なデザインを作るのが難しい。
- デザインはシンプルに真っ直ぐ（ストレート）の指輪が多いです。
- 強度があるためにサイズのお直しが出来ず交換対応の場合が多い。